子育てノート

子どもが心豊かに育つために。子育てに役立つことをまとめました。

【絵本】 子どもの「まって」の先に見える景色

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まだ息子がお腹の中にいる頃だったと思いますが、読んだあとににっこりしたのが「まって」という本です。アメリカのアントワネット・ポーティスさんという方が描いたもので、絵もどことなくアメリカ風の絵本です。

「まって」のあらすじ

 

ママはいつも男の子の手をひいて、急いで歩きます。
男の子は言いました。「まって」

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そこには街路樹の花が咲いていました。
「だめだめ」。ママは急いでいます。
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またある日は、ワンちゃんに挨拶したり。
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毎日、男の子は大人が気にかけないような、
いろんなものが気になります。
その度にママは、もっと急いで歩きます。
 
雨の日はママはもっと、急いでいます。
「まって」。男の子が言った先に見えたものは

昔、目にした微笑ましい光景の話

最後には心がふわっと暖かくなる、この絵本を読んで思い出したことがあります。

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私が社会人になりたての頃、毎朝、駅まで向かう道のりに、ママと2歳くらいの男の子が歩いていました。
 
男の子は、まさにこの絵本の子と同じ。「あれ」「これ」「わぁ〜」と何にでも興味を示して歩いているので、全然前に進みません。時には、せっかく歩いてきた道を走って戻って行って、電柱に貼ってある何ともないポスターを「じ〜っ」と眺めたり。
 
でも素晴らしいことに、男の子のママは「ダメ」とか「急いでいるの」などとは言いませんでした。ママは急いでいるのは明らかだったけど、それでも男の子の好奇心にしばらく一緒に付き合ってあげて、男の子が満足したらまた一緒に歩き出す…そんな繰り返しでした。
 
そんなだから、私が追い抜いてしまうこともしょっちゅうでしたが、とても微笑ましい光景だったのを覚えています。そんな「にっこり」な記憶を思い出させてくれた絵本でした。
 
この絵本は最近、日本絵本賞にも選ばれたそうで、ちょっとうれしい。シンプルながらおすすめの絵本です。